【シャルドネ】
シャルドネの歴史
「ピノ・ノワール」と「グエ・ブラン」の自然交配により誕生したブドウ品種で、ブルゴーニュ地方のマコネ地区が発祥と言われています。
現在世界各国で広く栽培されている白ブドウ品種になります。
栽培される地域の気候や土壌によって様々な味わいに変化する反面、特に「これっ!!」といった個性的な香りもない……
「ニュートラル」な風味が特徴ともいえる。
冷涼な産地ではレモン系の柑橘類風味とスッキリ酸味を備えたワインになることが多い。
一方で温暖な産地ではパイナップル系の完熟果実風味の豊かなワインなることが多い。
フランス
ブルゴーニュ
熟した果実のアロマに厚みのある味わいが魅力。
シャブリ地区
寒冷な気候で、「キンメリジャン」という独特な土壌でカキの破片が含まれた土壌のためミネラリーで爽快辛口になる。
マコン地区
白バラや柑橘系のアロマが特徴的でライトな酸味の効いた辛口になる傾向。
イタリア
白ブドウ品種の中で3番目に多く栽培されており、南北に伸びた国土のため気候や土壌の違いが顕著にあらわれる。
地方ごとに異なるシャルドネが造られている!
スペイン
スペイン北東部のペネデス地方で主に造られており、温暖な地中海性気候のため果実味の強いワインに仕上がる傾向がある。
アメリカ
カリフォルニア州で最も多く栽培されている白ブドウ品種。
日照時間が長く温暖であることから、トロピカルフルーツ系の果実豊かな味わいになる傾向がある!
1976年のパリテイスティングで、カリフォルニア産のシャルドネがブラインドテイスティングでフランス1級ワインに勝利し、世界的評価を高めた!
近年、ソノマ・コーストやナパ・ヴァレーといった太平洋沿岸部の産地では、果実味の強い味わいの高品質のワインが誕生している!!
チリ
日照時間が長く高温で乾燥している気候のため、白桃やパイナップルの甘い果実味の強い豊かなワインに仕上がる傾向!!
アルゼンチン
標高が高く気温差の激しい乾燥した気候のため、豊かな果実味と酸味のバランスがいいワインに仕上がる傾向!!
オーストラリア
オーストラリアで一番多く栽培される白ブドウ品種になります。
フレッシュで濃厚な力強い果実味タイプのワインに仕上がる傾向があり、少し緑ががっているのも特徴。
樽香がするワインも多い!
ニュージーランド
マールボロ地方がNZ全体の3分の1を生産します。
パイナップルやピーチなどの凝縮した果実味があり、ソフトな味わいになる傾向。
最後に……
日本
近年、注目を集める日本ワイン(≧▽≦)
甲州、ナイアガラ、デラウェアに注ぐ4位の生産数量を誇ります!
その地域・そのワイナリーごとに個性あるワインが多く、様々な味わいを楽しむことができます。
長野、山形、山梨、そして熊本や大分などからも高品質なシャルドネが生まれてきており、国際的な評価も右肩上がり(/ω\)
そのポテンシャルに期待が高まっています。
まとめ
白のシャルドネを飲みたいんだか、何を選んだらいいかわからない時!
選ぶポイントとしては、そこの国の情景・気候をイメージし、どこの国の気持ちなのかを自分に問いかけ、その今の気持ちが
陽気な和気あいあいな気分なら
↓
スペインやチリ
しっとり物思いにふけたい気分なら
↓
フランスや日本
のように、
まずは自分に問いかける!
そのようなクセが自然とついていけば、自ずとワイン選びは楽しくなりピンポイントに外れのないワインをえらべるようになるでしょう!
ではまた!
- ボルドー地方のビオワイン「カーヴ・ド・ローザン フルール」を徹底レビュー!!
- チリのリースリングを使ったビオワイン「プール マ ギュール リースリング」を徹底レビュー!!
- 注目のチリワイン「モンテスアルファ」の低価格帯のクラシックシリーズ「モンテス カベルネ・ソーヴィニヨン」を徹底レビュー!!
- 山形県の「亀の井酒造」が造る数量限定の純米大吟醸「くどき上手 純米大吟醸 出羽燦々33%」を徹底レビュー!!
- スペインのオーガニックワイン「シオン アルバリーニョ」を徹底レビュー!!
コメント