なぜ日本ワインの容量は720mlサイズなのか??

お酒の豆知識

【なぜ日本ワインの容量は720mlサイズなのか??】

現在、日本ワインの一般的なサイズは720mlとなっています。

それはなぜなのか?

理由は、日本は日本酒文化があったため、昔から容量を「合」という体積の単位を使ていたから。

これは、日本酒の単位が1合180mlであることから、4合サイズ……

つまり180ml×4合=720mlが定着した。

外国基準の750mlの瓶を製造するのにはコストがかかり、現状720サイズの酒瓶が国内で出回っていたため、ボトル製造に便利だった。

形・サイズに日本人が馴染み深かったとも言われてる。

それから現在でも720mlが使用されています。

ただし、この720mlサイズは他の国では使われておらず、日本国内でしか使用されていない

今は輸出時に使用するコンテナのサイズが国際標準の750mlに合わせて作られているものがほとんどのため、今後、日本ワインの輸出が順調に増えていけば、世界基準の750mlサイズにボトルの容量も変化させざるをえないであろう。

そこでまた疑問に思うのはボトルの形状……

【なぜ様々な形のボトルの形があるのか??】

世界のワインのボトルの形を見ていこう!

「ボルドー型」(いかり肩)

肩の部分がいかり肩の形になっているのが特徴で、ワインを注ぐ際に澱がグラスに入らない形状になっている。

主に、フランスのボルドー地方や、チリ・アメリカなど世界各国で使われている形状。

「ブルゴーニュ型」(なで型)

肩の部分がなで型になっているのが特徴で、ブルゴーニュで造られるワインはタンニンが少なく、澱も比較的少ないため、ボトルを置いた時に最も綺麗にみえる形状を採用している。

運搬の際、ボトルを交互に並べて箱詰めできる利点もある。

主に、フランスのブルゴーニュ地方やローヌ地方で使われている形状。

「シャンパン型」

泡を閉じ込めるために、瓶口よりも太いコルクが打ち込まれ、上から王冠のついた金具で固定されている。

高いガス圧に耐えるように、底が少し膨らんだ形で厚手のガラスになっている。

ほとんどのスパークリングワインは、このシャンパン型でボトルに詰められている。

「フルート形」

肩がなくスリムな形状が特徴

主に、ドイツやオーストリアで採用されている。

茶色いボトルはドイツ・ライン地方で見られ「ライン型」

薄緑色のボトルはドイツ・モーゼル地方でみられ「モーゼル型」とよばれる。

「アルザス型」

ライン型やモーゼル型よりさらに背が高くスリムな形状。

濃い緑色のボトルでフランスのアルザス地方のボトルの形状。

「ボックスボイテル型」

ボトルネックから下が円状に膨らんでいる形状のボトル。

ドイツのフランケン地方でやポルトガルの一部など、限られた地方で使用されている特徴ある形状。

昔、悪徳ワイン業者の偽ワインと区別するために造られたのが始まり。

皮製のワイン袋の形を真似して造られたといわれている。

「プロヴァンス型」

なで肩でくびれた形が特徴的。

フランスのプロヴァンス地方で使われている形状。

「フィアスコ型」

イタリアのトスカーナ地方のキアンティに用いられていたボトル。

「フィアスコ」と呼ばれる藁に包まれた特徴的な形状。

ではそもそも……

【なぜ、世界基準は750mlなのか??】

昔、フランスワインを輸入する際にイギリス側が発注単位に「ガロン」で注文してきたため、フランス側は「ガロン」から「リットル」に変換しなければならなかった。

そのため、フランス側も計算しやすいボトル容量の750ml/1本にした。

※イギリスの単位「ガロン」から計算されている。

1ガロン=4,500ml

1ガロン=4,500ml=ワイン6本分

2ガロン=9,000ml=ワイン12本分=1ダース

つまり、ワインを生産(輸出)するフランスと、それを消費(輸入)するイギリスとの貿易上の関係から、ワインボトルは1本750mlに決まったのです。

1本750mlだと1ダース(12本)輸出すると「9ℓ(9,000ml)=2ガロン」となる為、

計算がしやすかったのです。

また、ボルドー地方で使用される樽は、225ℓ(225,000ml)が主流です。

これを本数に換算すると、1樽あたり300本という容量になります。

このように750mlという数字は、ワインを生産するフランスと、

それを消費するイギリス、ワインの歴史と両者の関係から、

ワインボトルは1本750mlとなったといわれています。

【結論】

その時代の需要と供給でボトルの容量は決まっていく。

今後、日本ワインが世界に進出していけば、需要側(日本ワイン輸入国の消費者)は30ml小さい720mlサイズのワインが割高に感じたり、損した気持ちになるのでは……

同じ日本ワインで味が劣っていても素早く750mlに対応した日本ワインの方が、世界的にシェアを獲得するのは必然であり、当然起こりうる近未来の現実であろう。

そして、近年、世界的評価がグングン上がってきている日本ワイン!!

今後の日本ワインの更なる飛躍を願って…………

乾杯っ!!!

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